『心(しん)ちゃん~愛にあふれた男の子~』


 今回の主役の心ちゃん。


2年10ヶ月というあまりにも短い

猫生を全力で楽しんでお空に旅立ちました。


原因は猫伝染性腹膜炎(FIP)という、今も多くの子が苦しむ不治の病です。




ぼろぼろの心ちゃんを

保護したとき

心ちゃんは小さく鳴いて

噛むことも暴れることもなく

ぽつんと私の腕に収まっていました。

紙みたいに軽く、小枝みたいな骨

ゴワゴワの毛に、血が滲んだ小さな足先

今までどれだけ懸命に

生きてきたかを思うと涙が止まらなかった。




たくさんの病気を治すために

嫌な通院や治療。

特に、皮膚の病気を治すためのシャンプーが

とっても嫌だったようで

洗い場に連れて行くと

イヤダイヤダ!と、じたばた

でも

噛んだり、暴れたり

シャーーーーっと威嚇したことは

一回もありません。

隔離生活が終わって

元気いっぱいの心ちゃんは

おばあちゃん猫2匹から

厳しい洗礼を受けました

でも、

あそぼう!あそぼう!

と元気いっぱい。

叩かれても、嫌がられても

自分に忠実に全力で楽しんでいました。




そっとおばあちゃん猫の横で寝たり

娘に誘われて一緒に「ボール転がし」をしたり


でも、おばあちゃん猫の方に限界がきて

心ちゃんは、親戚の家にお婿入りすることになったのです。

 優しいお父さんとお母さん。

同い年くらいの男の猫ちゃん。

 いっぱい遊んで、たっぷり食べて

しあわせに満ち満ちた日々。


でも、心ちゃん。

あれれー?なんか体がおかしいぞっ

なんか、体が重くて

いっぱい吐いてしまうんだ

病院で診てもらったら

余命は一週間…。

それでも、

そこから4ヶ月も一緒にいてくれました。

「お骨になってもかわいい」

そんな、最大級の愛の言葉を

お母さんからいただいた

2つの家族に

たくさんの喜びと癒しをくれた

優しい男の子

愛に、愛にあふれた男の子。






memerogo_green.png
  • Facebook
  • Instagram

会員登録/ログイン→

soranotane 住所:長野県上伊那郡宮田村2768

© 2020 by Peter Collins. Proudly created with soranotane