物語-はなまる@Youji- 【4話】






最初で最後のお母さん


実家に帰っても洋二さんは「お母さん」と呼べずにいた。

幼少期から中学卒業まで施設にいて、お母さんとの思い出もなく育った洋二さんには、

そもそもお母さんと思えなかったのだ。

お母さんと呼べないまま時は過ぎ、洋二さんが20代の頃に母親がもともと抱えていた持病が原因で、意識不明で倒れ入院する。

意識が戻らないまま暫く入院をしていた時、お見舞いに行き

「お母さん、来たよ。」

初めて「お母さん」と呼んだ時。


それを最後に母親は息を引き取りました。

そして、それが洋二さんにとって最初で最後の「お母さん」でした。




つづく




 

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