種を守りたい




こんにちは。

今日は真面目なお話。私は今年4月に種を守る会に入会しました。

これはそらのたねメンバーとは関係なくあくまで私個人の想いからです。

なかなか日々が慌ただしくて、直接的な参加が出来ないでいるのですが、種の重要性をまずは知って貰うことが重要で、このそらのたねでは、その発信もこまめに共有してゆきたいと思います。



種苗法については、様々な意見がありますが、それは個人の意見であり本人が思う事は尊重すべきことだと私は思います。


重要なのはまず知り、関心を持つことだと思います。何故ならあまりにも情報が偏り、発信されない重要な情報があるからです。


起こってからでは遅いのです。

後で文句を並べてみても何も解決しない。仕方ないねで終わりたくないし、何も知らずに上辺の情報だけで判断し、終わって欲しくないからです。


現にプラスチックゴミの問題が今こうして起こっている。プラスチック以外にも沢山の問題が今ぶくぶくと浮き上がってきている。


私は父の影響もあり、今問題になっているものが世に出るとき、ことごとく反対してきました。

原発もプラスチックも。

でも結局メリットばかりを並べた情報によって、こんなにも普及し、やっぱりまたか。。残念、仕方ないね。。

そうして結局自分も流されながら過ごしてきました。


問題が起こってからでは遅く、種に関しては正にです。全てに影響するからです。

今は何も出来ない田舎の子供ではなく、一人の大人として、きちんと行動したい。

今一度、種について知って頂きたい。

誰の意見でもなく自分で考え答えを出して欲しい。そのきっかけになれましたら幸いです。


やっぱり…仕方ないねな思いはもううんざりだから…





ウイルス感染症は人間や家畜だけでなく、植物もターゲットになる。作物の多様性を失えば、作物が全滅する、そんな脅威に直面する。


 実際にアイルランドで19世紀に悲劇が起きている。ジャガイモが菌病にやられ、ほとんど全滅。同じ品種だけ大量栽培していたことが原因。そのために多くの貧農が食べていけなくなり、2割が餓死、2割が国を捨てて移民せざるをえなくなった。


 何がその後の救いとなったかというと、ジャガイモの原産地の南米にはきわめて多数のジャガイモが存在していたこと、その多様な生物資源を使うことでその後は難を逃れることができたこと。つまり、ヨーロッパの人びとは南の地域の生物多様性に助けられたということができる。生物多様性を守ることはそうした脅威から命を守ることにつながる。


 しかし、1960年代以降「緑の革命」以降、生産性の上がった画一的な種子を使って大量生産する圧力が世界各地で強められる。特に中南米では90年代末以降、遺伝子組み換えトウモロコシの独占が大きな問題となる。トウモロコシは中南米が原産。その種子の多様性が破壊されたら中南米の農家にとっての悲劇に留まらず、世界の悲劇につながりかねない。


 南米に進出した遺伝子組み換え企業は経済破綻で混乱していたアルゼンチンで遺伝子組み換え作物の栽培許可を得た。一方、ブラジルやパラグアイ、ボリビアはその栽培を禁止して対抗しようとしたが、アルゼンチンから遺伝子組み換え大豆・トウモロコシが密輸され秘かに栽培され、既成事実が作られてしまう。

 その既成事実を背景についにブラジルでは2003年に限定的合法化、2005年には完全に合法化され、他の国でも同様のプロセスを辿る。米国で作られた数種類の遺伝子組み換えトウモロコシに独占されてしまう危機に南米の農家たちは直面することになる。


 ブラジルでは2003年に種苗法が改正される。これは遺伝子組み換え農業の本格開始を前提に、種子企業の知的所有権を強化するための法改正ということができるだろう。それに対して、ブラジルの農民運動は大衆的な運動を展開して法改正のプロセスに農民の主張を出していく。法改正そのものは通ってしまったが、改正法の中に重要な3項目を入れることに成功した。その内容は、農家の種子(クレオール種子)を守る政治の実現だった。改正されたブラジルの種苗法にはクレオール種子について3つの条文がある。それは

・ クレオール種子(Semente Crioula)の定義について

・ クレオール種子を種苗法の登録対象外とすること

・ クレオール種子を公共政策から排除することを禁止すること

というものだ。

 クレオール種子とは農民たちが代々受け継いできた伝統的在来種のこと。農家の種子は種苗法の対象として、特定の企業に支配させてはならない。そして、ブラジル政府はその農家の種子を排除せずに、守る政策をしなければならない、と種苗法の中でうたわれることになった。画期的なことだ。


 この法律を元に、その後、政府の食料調達計画(PAA)では農家の種子採りを支援する政策が組み入れられ、ブラジルでの在来種保護政策がスタートする。

 各地域にシードバンクを作るための支援が行われたり、農家の伝統的種子を種採りする農家から買い上げて、必要とする農家に頒布することなども政府の計画で可能となった。種子交換会も拡がり、失われかけた農家の種子をこの政策の実現で多くの地域で復活させることができた。


 一方、日本で提出された種苗法改正案にはこのような配慮は一切存在しておらず、日本には在来種を守る法律は何一つ存在していない。登録品種の知的所有権を守るために日本政府は10億円近い予算を今年計上したが、在来種を守るために確保されている予算はわずか400万円に過ぎないという。ブラジルと比べても、日本は桁外れにバランスを欠いている状況になっている。


 ブラジルでの種子を守る運動では代々、受け継がれてきた文化(特に精神文化)の重要性が強調される(特に先住民族やキロンボーラ[黒人コミュニティ])。そして、今なお、農家としての抵抗運動の根底にある。種子は単なる経済的な商品ではなく、農家のアイデンティテイそのものであり、生きられた歴史でもあり、それを奪う動きに対しては農家の存在そのものをかけて抵抗し、種子とその文化を守ろうとする、抵抗のシンボルでもある。


 そのあり方から学ぶものは大きいのではないだろうか?


【参考】

ドキュメンタリー映画『種子ーみんなのもの? それとも企業の所有物?』

http://blog.rederio.jp/archives/3376


ブラジルにおける伝統的な種子の重要性の認知を求める闘い

Struggle for recognition of traditional seed in Brazil

アフリカの農民運動とブラジルの農民運動の交流(タンザニアでAfrican Centre for Biodiversityによって主催されたセミナーと交流の記録)英語字幕付き、11分弱

https://youtu.be/MPpEY5W7il4


クレオール種子とは何か、その重要性

Saiba o que é semente crioula e entenda a sua importância

https://www.brasildefato.com.br/2020/05/24/saiba-o-que-e-semente-crioula-e-entenda-a-sua-importancia



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